チタタプ チタタプ

まさかの二連続北海道ネタです。
 
とはいえ、北海道に行ったわけではなく……
大阪某所で「チタタプ」をしてきました!
 
「チタタプ」とは、とある漫画をきっかけに広く知られつつある
アイヌの伝統料理のことです。
 
やったことがないという友人を連れ、
人生で2回目のチタタプに挑んで参りました。
 
※チタタプ
アイヌ文化における料理。
ci-tata-p(我々が・たくさん叩いた・もの)という意味で
魚類・肉類を刃物(マキリ)で叩いたなめろうに近いもの。
叩くときは「チタタプ チタタプ」と唱えつつ交代しながら料理する。
通常は生食だが、火を通す派生料理もあり、
鮮度の落ちたチタタプはつみれにしてオハウ(煮込汁)にする。
 

 
肉です。
(叩く前の写真がなかったのでこれだけ前回の写真です)
 
とんでもない存在感を放つ2本の刃物が「マキリ」。
アイヌ語で「小刀」という意味で、
「武具ではない、主に狩猟や漁に用いる小型の刃物」に用いられる言葉です。
 
これでお肉を叩くわけですが……
まずは店主の方が筋を断ちつつ手本を見せてくださいます。
 
ある程度ほぐれたところで、いざ、チタタプです。
 

 
「チタタプ」
 

 
「チタタプ!」
わりと腕が疲れます。
 
よくこねたハンバーグのような状態になったら
できあがりです!
 
アイヌでは生食が主だったようですが、
現代では諸々の事情からしっかりと加熱します。
 
お店の方がオハウに仕立ててくれました。
 

 
野菜とお肉の出汁と、北海道の天然塩で調味したあつあつのお鍋。
カブ、人参、白菜、それから茎のようなものは行者ニンニク。
我々がチタタプしたつみれもしっかり入っています。
 

 
めちゃくちゃおいしい……!
 
しゃくりとした歯ごたえを残しつつ煮込まれたお野菜は
出汁をよくふくんで、噛むたびにじゅわりと旨みがあふれます。
 
つみれが美味しいのはもちろんなのですが、
自分たちが調理したということも相まって、
いのちをいただいているという実感が湧いてきます。
 
これが昨今流行りのコト消費……! と頭の隅っこで考えつつ。
シンプルなのに奥深い味わいの「チタタプのオハウ」を堪能した一夜でした。
 

 
きっかけにもなった漫画とのコラボラベルビールも
たいへん美味しかったです。